常総市教育長・水海道小校長訪問

日時:2007年10月17日(水)
訪問者:矢口(み)、小澤
目 的:水海道小学校保存資料の調査許可願い&調査の進め方についての相談

(以下は、訪問後矢口(み)氏からメンバー宛に送られたメール) 

1.常総市教育委員会 
時間 :9:40~10:40
面談者:教育長 大塚修氏, 学校教育課長 深作明男氏 (同行 倉持正氏) 
約束した時間より早くついてしまったのですが、倉持先生からの連絡で、もう待機されていたようで、待つことなくすぐに話をしていただけました。教育長の大塚修氏は、能開センターの研修を受けたことがあり、小澤さんとは面識のある方でした。

 こちらの目的、「矢口新の水海道小での教育実践の実態を明らかにする」ための資料調査については何の問題もなく、問題になったのは、もっぱら水海道小学校の教育資料の保存についてでした。
 教育委員会も、水海道小学校の資料の重要性については、十二分に認識しており、きちんと保存しなければならないとは考えているようでした。しかし、どのように進めていくかについては、考えあぐねているようでした。
 どこかに施設を作ってそこに収めるというようなことをイメージとしており、それだと膨大な予算がかかるため、予算的にはなかなか難しいと思っているようでした。
 私たちは、あの資料群の整理保存活動は、水海道小学校の教育活動に愛着を持っておられる方々、つまり、あの教育を実践してきた先生方,卒業生たち,そして保護者たち、そうした人々の力を借りて進めていくのが良いのではないか、という考えを話しました。

 教育委員会が音頭をとり、小数の専門家たちの手ですすめ、施設を作ってそこへ収めてしまうという方法は、資料の整理は確実にできるかもしれないが、その資料の価値は一部の人が知るだけで終わってしまう。そしてまた、いずれその存在は忘れられてしまう恐れがある。
 いかに、あの資料群の重要性を多くの人々が認識し、「生きた資料」として長く存続させ続けるようにするかを考えて進めていく必要がある。
 水海道小学校の教育に関わった人々に、その資料の整理保存の活動を呼びかける。水海道小学校の教育に関わった人なら、その活動をする過程で水海道教育の価値、その証拠である資料の重要性を改めて実感してもらえるのではないか。
 そこから、現在の学校へとつないでいく工夫を考える。
 資料を整理していく間に、その資料群を子どもたちの郷土学習や、総合学習の材料として活用する工夫も考えられるのではないか。
 そうした活動の中で、どういう形で保存していくのが良いかアイディアも生まれてくるのではないか。(新聞を復刻しようとか、国語の教材にしようとか)

 以上の提案は、教育長、学校教育課長お二人の賛同を得ることができました。
  ①原則としては、ボランティア的な活動を主体とする。
  ②活動の方向が見えてきたら、そこに公的支援をしていく、
ということで話がまとまりました。

2.水海道小学校
 時 間:11:00~12:00
 面談者:鈴木教頭 (校長の豊島氏は学校関係者に不幸があり、不在。)
 
①資料の調査については、問題なし。非常に好意的。
②研究会の調査日は、原則として土曜に
 全国ーの実力をもつ金管バンドが練習に来ているので、校舎は大抵は開いているとのこと。遠征中はあいていないので、事前に学校に連絡して確かめること。閉まっているときは、希望時間を伝え、鍵を開けてもらい、終了時に連絡して閉めてもらう。
③資料の整理保存について
 進め方については、教育委員会でお話したこととおなじことを、お話しました。異存どころか、かえって喜んでくれました。
「本来ならば人を雇ってでも自分たちがするべきところだが、なかなかできない。やっていただけるのは本当にありがたい。歴史の部屋の建設時の浄財がまだ余っているので、資料整理作業で発生する費用については負担する。」とのことでした。
④歴史の部屋の資料目録借用(水海道小学校より)
 土浦の郷土史研究家青木氏作成のもの。名村氏が記念誌作成のための調査のために相談に行ったところ、興味を持ち一緒に調べ作成してくれたもの(名村氏の情報による)で、資料のリストと解説から成る。

                           
■次回研究会 水海道小調査【10月27日(土) 9:30~16:00】