第19回研究会 元水海道教師へのインタビュー調査

日 時: 08/8/7(土) 9:30~15:00
場 所: 水海道小学校
出席者: 倉持正,大久保団治,飯沼敦,飯村一男
     越川,榊,矢口み

1.インタビュー方式、記録の取り方
   *アンケートに記入された内容を確認していく中で、4先生の活動の様子と、そこから育った考えを聞いていく。(聞き手:メイン越川,サブ矢口み)
   *インタビュー項目の順番にこだわらず、また、一人ずつ聞くのではなく、座談の雰囲気で、4先生から当時の記憶、当時の思いを引き出すようにする。
*4人に同じ方向に座ってもらい、カメラの方向を大きく移動しなくても良いようにして撮影。音声は、カメラマイクにより記録。

2.インタビュー内容の概要
・一人一人を育てるという目標を、それぞれがしっかりと持っていた。(矢口の指導による)
   ・学習者自身が学習活動をすることによって育つ、行動することを通じて育つという考え方が
    しっかりと身についていることが感じられた。
       矢口新の「水泳」「自転車」の話の例、
教えたつもりでもこどもはできていないという経験の例など
・一人一人が、それぞれのテーマで研究的に授業を展開していた。
飯沼の例:レディネスを揃えれば、プログラム学習による学習時間は殆ど同じになる。
①算数プログラムの内容要素の分析
②子ども一人ひとりのレディネス調査
③レディネスに応じた補習
④プログラム学習の実施
・4人は非常に良い仲間で、協力し合って授業実践を行っていた。
(年齢も近く、同じ時期に海小で比較的長く活動した。) 
・実践→結果の検証→修正→実践 という活動と、良い指導者の存在があって教師が育った。
4人は、第2世代。矢口新からの直接の指導は少ない。
矢口新に直接指導を受けた第一世代(古谷茂夫,沼口岩夫ら)に教えてもらった。
       矢口には、問題の背景にはどういう要素があるかを、教えてもらった。
   直接には、国研の若い研究員たち(宮崎,元木,最上,山口ら)が指導?にあたった。
・4人が教師にとって重要だと考えていること
子どもの状態を読み取ること、引き出すこと。研究的姿勢。 
       良い指導者,仲間,研究的活動の環境があること

* 反省事項
この集まりを電話で確認した倉持氏に、承知していなかった教師が「ない」と返事してしまい、その後、再連絡するということがあったため、インタビューの開始時間は30分以上遅れた。
原因は、教頭が予定表記入ボードにこの会合を記入していなかった (校長にも連絡していなかった) ためであるが、今回は榊氏体調の様子見で学校への連絡が遅くなり、電話のみの連絡で文書による連絡を行わなかったので、情報が徹底しなかったと思われる。
次回以降は、必ず文書も送るようにするよう気をつけたい。(み)
                                    (記録:矢口み)