ここ数年、理科教育の危機がいわれますが、もっとも憂うべきは、「理科を好きではない」「興味がない」という生徒の割合が世界各国のなかで最下位に近い、という事実ではないでしょうか。
生徒の興味関心を引き出す授業はどうしたらできるでしょうか。この課題に、現場教師と共同して、取り組んだ研究の成果がこの紀要号です。教材を工夫し、指導方法を工夫する試みの様子が紹介されています。ぜひ、ご覧ください。
教員の授業力育成に関する実践的研究
-理科発展的学習における試みー
執筆者:(財)能力開発工学センター研究開発部長 矢口 哲郎
〃 研究員 白尾 彰浩