7.学習とは…

 「学習というのは、真実を探求し、その真実に基づいて真実の行動のあり方をものにするという自主的学習であるべきである。このことはいかなる時代でも忘れてはならないことである。
 その学習の行動は、学習者が、真実探究の課題を持ち、それへの仮説を立て、それに基づいて探究をし、その結果を整理し、それによって自己の行動のあり方を確立していくことである。このような行動は断片的なテスト問題に答えるというような形で進むわけではない。むしろ、全体的な課題をとらえ、それを分析し、整理し、一つの結論を出し、また次の問題に進むという形で、きりもみ状の姿で根本に迫っていくところに成り立つものである。それは全体と部分との関係を何回もラウンドしながら進むのであろう。」 (ADE研究会アドバンスサロン18号1985「いまなぜリテラシーか」より)