研究開発活動

矢口新の教育思想と実践の研究 2007~

研究の目的と経緯

矢口 新(はじめ)

JADEC(能力開発工学センター)の初代所長である矢口新(1913-1990)は、JADEC設立以前の約30年間に様々な教育活動を行ったが、中でも長期にわたって力を入れ続けた指導が3つある。

  1. 茨城県水海道市立水海道小学校における教育活動に対する指導(1949~1965頃)
  2. 富山県滑川市立北加積小学校における地域の課題分析からのカリキュラム作りの指導(1950~1965頃)
  3. 富山県総合教育開発計画策定(第1次~4次)に対する指導(1952~1965頃)

1~3はいずれも、戦後間もなくから昭和40年頃までの15年以上に至る長期にわたるもので、矢口の国立教育研究所時代に行われたものである。
矢口のこの3つの活動には、社会状況と教育の組み立てのあり方という、地域を建設する人間の育成を考える上で重要な視点が内在している。JADECでは、地域再生が問題になっている今、それは、そのための人材育成のあり方を考える大きなヒントになると考え、平成20年からの研究調査課題として取り上げた。

この研究は、JADECのメンバーと矢口新の研究と実践に関心を寄せる外部の研究者で構成する「矢口教育学研究会」による共同研究である。


北加積小学校・富山県総合教育開発計画調査

―地域を建設する人間育成のあり方を探る―

活動報告
収集資料リスト
  • 北加積小学校保存資料リスト
  • 富山県総合教育開発計画関係資料リスト

矢口新の著作

矢口新(やぐちはじめ)は、青少年教育から、社会科教育、科学技術教育、企業内教育、そして地域教育計画まで多岐にわたる著作を残しています。その全貌をご紹介します。


矢口教育学研究会

*矢口教育学研究会、発足しました
矢口教育学研究の4年間