能力開発工学のポイント「教育の形・姿」

「グループ」ラーニング
自分で、他人を見て、協同する社会的環境

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個人の学習の上にグループの学習
 「学習」は、脳科学によれば「学習者の脳に神経細胞のつながりができること」なので、学習者一人一人が行動によって作っていくことしかないのです。脳を働かせるというのも一人一人の経験が必要ですから、基本的に学習するのは個人となります。(参考:能力開発工学の土台となる人間のとらえ方

 しかし、必ずしも他人と一緒にいても、個人で学習ができないことはないのです。一つのことを一緒にやっていくことにより、「他人のやっていることを見ること」、「それについて考えをのべ合う事」、「協同すること」などで脳が一層働くことになります。よって個人の学習と同時にグループでの学習を行うことができると、「個人で学習するより、数倍?の幅広い学習ができること」になるです。

 グループ学習がうまくいくと、
・他のメンバーの行動をみること
・感じたことを述べること
・考えを表現すること
・自分の見た現象を伝える
・一つのことを協同する など
ができるようになります。


そこはどうなっている?
ぼくが調べてみるよ!

 ひとりひとりの脳が働くように手を出して、考えてやってみることは絶対に必要です。その上で、他のメンバーとの相互交換、意見交換、協同があるとさらによいということです。

グループ学習には、「プログラム」と「指導」が必要
 個人の学習とグループの学習を一緒にするというのは、放って置いても自然にできるようなものではありません。少し練習がいるでしょう。個人、個人が自分の学習をしながら、必要に応じて意見交換、協同などをするには、指導が必要です。しかも、グループで学習するためには学習の目標がはっきりしていること(プロジェクト)や、学習の筋道があること(プログラム)などが重要になるでしょう。

 グループ学習は、個人の学習が行われることと、グループでの学習が行われることの2つの学習が行われることの両面がうまく行く必要があるので、なかなか大変なことです。個人、グループそれぞれの学習に関して、学習者が身につけるべき学習の仕方があります。

 個人としては、やってみて考える、そしてまたやってみる、調べてみるといった学習の仕方が出来る必要がありますし、グループとしては、他のメンバーの様子を見ていて、自分の感じたこと、意見を言ったり、協同したりすることができるようになる必要があります。

 このような個人の学習とグループの学習が成り立つには、自主的な学習ができるための「プログラム」と「グループ学習の指導」が不可欠です。プログラムで自主的に学習をする中で、グループでの学習ができるように、インストラクターが指導することができればよいのです。

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